【レポート】ファッションパフォーマンスGyo-Show:第3回ワークショップ

【ファッションパフォーマンス・Gyo-Show】第3回ワークショップ20140615
まいづるRBプロデュースの「はまっこ夜の市」企画。その名も「ファッションパフォーマンス・Gyo-Show」!!!
(ショーは7月5日(土)です)!!!
※チラシはコチラから NSO-Gyo-Show
国内外で活躍するアーティスト・西尾美也さんを監修・演出に招き、参加者のみなさんと一緒に「行商・行商人」をモチーフにした新しい形のファッションショーをお披露目します。
西尾さんが舞鶴の商店街を舞台とするファッションショーのテーマとして注目した「行商」は、お店を持たずに身一つで商品を売り歩くスタイル。そこには商品と地域が結びついた独自の特性があります。
今回は、身体を展示台に見立て、舞鶴や参加者ならではの身近なものを装い、展示やパフォーマンスの形で披露します。
第3回目のワークショップとなったこの日は、前回決まったテーマからどんな「衣装」にするのか、西尾さん指導の下、具体的にデザイン画を描いてみました!!
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●まずは西尾さんから改めて今回のコンセプト「行商」の説明。みなさん熱心に聴いています。最初はモノ(商品)を使って「服」を作ると思っていましたが(僕はそうでした!!)、どうやら違うみたいですね。
●第二回ワークショップで決まった12のテーマの中から各自自由に選択し、デザイン画を描いていきます。
西尾さんいわく「デザイン画はあくまで説明するときに使う」。言葉で書くよりも絵で描いた方が伝わる場合に使用する。だから文字の説明がついていても可。
デザイン画のコツは、具体的に人間をモデルにしながら描くこと。そして今回はなにより「行商」というテーマということで「売ろう」と思っている「商品」が販売されている状況を具体的に観察することが大事。いずれにせよ、想像で描かないこと。
とはいえ、全員デザイン画を描いたことがない参加者ばかり。手がかりがないまま戸惑う方も多かったのですが、今回パフォーマンスのアドバイザーをお願いしているダンサーの宮北さん(京丹後市網野在住)が具体的にモノを持ってモデルになってくれた辺りから、一気に場がなごみました。西尾さんが参加者の間をめぐりながら個別にレクチャーしていきます。ネットで「駄菓子」「浮き輪」などの商品の売り場の画像を検索し、プロジェクターで提示し、みなさん具体的に描いていきます。
後半、西尾さんの指示で、全員が描いたデザイン画(「衣装」案)を西尾さんにプレゼンする形に。OKが出れば衣装に採用され、NG(!?)が出れば書き直し。厳しい指導の中みんなぐんぐんコツをつかんで形にしていきます!!!
●参加者各々からデッサン画と作品案の発表。
デッサンを基に具体的に製作が決定したのは以下の7つでした!!
1「万願寺」万願寺とうがらしを紐で括って連ならせ、その紐を使ってドレスを作ります。
売る際には下から売っていくということに!!
2「米袋」
火消の纏(まとい)みたいなものを作り、人が中にすっぽり入る。
軸棒のてっぺんに輪があり、そこから2段輪がぶら下がっている。
輪に米袋をかける。
3「小さいもの」
格子状の大きな標本箱を作る。
そこに300点以上の小さいもの(5cm×5cm×3cm)を陳列していく。
箱は首から駅弁販売のスタイルで吊る。
行商人のTシャツの胸の部分にも同じグリッドで小さいものを陳列。
身体の陳列が箱での陳列に伸びていく感じ。
4「浮輪」
5「駄菓子」
体が売り台に入っているイメージです。
二つのデザイン画を組み合わせる感じです。
6「マルニ」
大きな金網を背負う感じ。
そこに商店「マルニ」の商品をたくさん吊ります!!
前回「お店をまるごと表現したい(「コンセプトショップ」)といっていたやつですね。
7「かき氷」
2人ひと組でかき氷を売ります!!
2人の動きは間に吊られた台で制限される。
台は肩から紐で吊る。パフォーマンス自体が「商品」というわけですね。
●いろいろでました!!これから「商品」(という名の作品素材)を集めていかなければなりません。パフォーマンスについても、やはり「販売」が必要不可欠という意見も出てきましたよ。さー具体的にどうなっていくのか。楽しみです。
次回(6月28日(土))からはいよいよ作品製作が始まります!!!
当日は夜の市での公開製作。初めての方もぜひお気軽に八島アートポートを覗いてくださいね。
(torindo 豊平)