【レポート】明後日朝顔会議2015in舞鶴

明後日朝顔全国会議2015 in 舞鶴
「土に触れよう、アートに触れよう」
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明後日朝顔プロジェクトに舞鶴が参加するようになって、早8年目。
2008年からスタートして現在に至るわけです。
その最初は市役所の一人の職員が持ってきた種からはじまったのでした。
そして2010年から「種は船」プロジェクトが舞鶴でスタートしたのを受けて、
我々torindoが引き継ぎ、去年から、「種は船」に参加してくれていた舞鶴市民有志で明後日朝顔の育成が始まったのでした。
彼らの悲願でもあった明後日朝顔会議。これは年に一度明後日朝顔開催地で行われる全国大会です。
昨年度の水戸大会で、今年の開催地が舞鶴に決まり、
みんな一生懸命全国の先輩方を迎えるための準備をすすめてきました。
開催前から各社の関心も高く、舞鶴市民新聞、毎日新聞、京都新聞、朝日新聞4紙にも事前記事が掲載されました!!!
◎明後日朝顔会議2015 in 舞鶴1日目(5月30日)
初日は、大正時代の雰囲気が香る舞鶴赤れんがパーク5号棟2階において水戸、新潟、金沢など全国10地域参加者から各地の明後日朝顔プロジェクトの活動報告が行われました。入り口付近には地元元気ママチーム「まんま・みーあ子育て部」による子ども用品交換会や、移動販売をしている「たねふね」さんのカレーなども行われて、会場を盛り上げました。考えてみれば、「たねふね」さんの名前も「種は船」プロジェクトがきっかけになっているわけです。明後日朝顔舞鶴チームのこれまでを結集させた会議になりました。
全国の報告に耳を傾けた後、来年の開催地は東京は千代田に決定です!!!!
初の東京開催、来年も楽しみです。
<舞鶴赤れんがパークにおいて開催された明後日朝顔会議in舞鶴の様子>
◎明後日朝顔会議2015 in 舞鶴2日目(5月31日)の様子
2日目の5月31日(日)は現在では廃校となった旧丸山小学校に会場を移し、全国各地から送られてきた朝顔の苗植えと舞鶴で初のヒビノカップ開催となりました。市街地から少し離れた場所にある旧丸山小学校は昨年2014年より明後日朝顔舞鶴チームが朝顔育成場所として使用している海岸近くの場所です。通常よりも短めの時間で行われた舞鶴のヒビノカップでしたが、明後日朝顔プロジェクトの内4地域の方々にもご参加いただき、舞鶴の方々にも大好評の中終了いたしました。
1 旧丸山小学校にて明後日朝顔苗植え 9:30
盛り上がった1日目を受けての2日目。宿泊場所である舞鶴市街地より車で30分程度離れた旧丸山小学校に明後日朝顔プロジェクト各地域の参加者が到着。舞鶴の一般参加の方も一緒に、到着後、まずは明後日朝顔の苗植えから行いました。心配された雨もなく、曇りではありましたが、気持ちのよい気候の中での作業でした。
2 スタッフミーティング・取材 10:00
苗植え終了後はヒビノカップの準備です。日比野さんはスタッフとミーティングをした後、各新聞社の取材を受けられました。他のイベントが多い時期にも関わらず舞鶴市民新聞、朝日新聞、京都新聞、読売新聞、産経新聞が来て下さいました!!!
現在は『水と土の芸術祭』に忙しい新潟チームも取材を受けていました!!!
3 昼食(おにぎりの会) 10:15~11:00
お昼は明後日朝顔プロジェクトが始まった地、新潟県莇平のお米をいただき、舞鶴の参加者全員でおにぎりを握って振舞いました。各地からもおにぎりの具を募集。それらの具材も入った明後日朝顔プロジェクトならではの楽しいおにぎりを試合前にみんなでほおばりました。また岩ガキやカメノテなど舞鶴ならではの海の食材もふるまわれました。
3 制作開始 11:00~11:30
ごはんの後は体育館に移り、日比野さんから参加者にヒビノカップの説明がされました。
「今回のヒビノカップのテーマですが、舞鶴は「種は船」プロジェクトで実際に船を作った地域。ゴールが『船』!それから、ボールは『種』にしよう!」
材料は、レンゴー株式会社から提供していただいた段ボールとクラフトテープ他、カラーテープ、油性マジック、ポスターカラー。こんなに大きな段ボールと格闘するのは、ほとんどの人にとって初めてのこと。6チームが弾かれたようにそれぞれゴールとボールの製作を開始しました。見知らぬ人もチームとしてみんな楽しく作業に集中しております。
ユニフォームもお手製がヒビノカップのきまり。各チームで着々と作られていきます。
完成した全6隻の「船」のゴールが校庭に運び出されました。
4 選手宣誓 12:50
【チーム 祭】姫路1名・千代田3名・氷見1名、【チーム KATaFUNe】新潟5名、【チーム一寸法師】舞鶴7名(内3名子ども)、【チーム田中】舞鶴5名、【チームWそうた】舞鶴5名、【チームたねふね】舞鶴5名、の6チームが自分たちのゴールの前に整列し、日比野さんから競技の上での注意事項を受けた後、舞鶴から参加してくれた小学生による選手宣誓が行われました。
5 キックオフ 13:00
A、B、3チームずつ、ふたつのリーグに分かれて2面のコートで熱戦を繰り広げました。大人も小学生も激しい試合を繰り広げました。中でも舞鶴から参加のお母さんはなんと子どもを抱えたままの参加。いろんな種を模したボールはなかなか思った通りに飛びません。みんなわいわいがやがや。まぶしいくらいの緑に囲まれながらアットホームな雰囲気の中、楽しそうでした。
<ヒビノカップ試合の様子>
5 表彰式 13:45
決勝は【チーム 祭】と【チーム 田中】によって争われ、舞鶴の参加者で結成された【チーム 田中】が見事優勝しました。全国からの参加者はもちろん、舞鶴からもバラエティに富んだ様々な方々が参加してくださいました。大工、造船所職員、人類学者、中学生、高校生、カフェのお兄さん、こどもを抱いたお母さんまで最後まで盛り上がることができました。通常よりも短く、運営側も初めての試みだったヒビノカップin舞鶴。終了後に「またやりましょうね」とお声をもらえたのが何よりもうれしいことでした。
◎会議終了後に
舞鶴でのヒビノカップのゴールとボールは、明後日朝顔舞鶴チームで話し合った結果、校舎の中に置かせてもらうことにしました。旧丸山小学校裏の港は、「種は船」プロジェクトで今も全国で活躍している小型船TANeFUNeが初めて寄港した場所でもあり、今では明後日朝顔を育成させてもらっている場所です。「何かと縁深いこの場所に展示ができたら」、なんて思いながら、今年の活動を進めていきます。今後はtorindoの手を離れ、舞鶴の有志一同でがんばっていきます。いつも、見切り発車の舞鶴チームですが、今後ともよろしくお願いいたします。
◎おまけ
会議の様子は、舞鶴市民新聞、朝日新聞、京都新聞、読売新聞、産経新聞で記事にもしていただきました!!!
主 催 一般社団法人torindo、明後日朝顔舞鶴チーム、舞鶴市役所(5月30日のみ)
協 力 NPO法人赤煉瓦倶楽部舞鶴、(株)ヒビノスペシャル
協 賛 レンゴー株式会社
(文:一般社団法人torindo/明後日朝顔舞鶴チーム 豊平)
(写真:喜多直人 森本早紀 渡辺由徳 西村直子)